小田陶器株式會社

小田陶器の技術

小田陶器は1921年の創業以来、数多くの国内の有名ブランドのOEM製品を手掛けてきました。また、この約100年に蓄積された技術と経験を基に、2004年から作りはじめたオリジナル製品は、欧米をはじめ世界各地に輸出実績があり、世界で評価を得られるまで成長しました。

Technique

小田陶器は、ごまかしのきかない色・形状・厚さ、といった難易度と完成度の高い食器を得意とするメーカーです。特に、白磁の透光性が生きる薄さなど、素材の特徴を引出す技術に自信があります。
私達は日々、製品のクオリティを維持・向上させることを念頭に置き制作・製造しています。以下に掲載する代表的なテクニックを駆使して、デザインの用途・形状・ロットに合わせて、最適な手段でお客様のご要望にお応えします。

Molding method成形方法

  • ローラーマシン Roller Machine
    器の形をした石膏型に陶土を乗せ、高速回転する金属製のローラーで器の形に引き延ばして生地を成形する方法です。
    主に、皿・鉢・カップ等の回転体の形を量産する事に適している機械で、当社には7台の成形機があります。1台につき、1日あたり約3000個までの成形能力があります。
    金型などの初期費用は必要ですが、量産する事で1個あたりの単価を下げる事が出来ます。
  • 圧力鋳込み Pressure Casting
    石膏で出来ている上下一対の合わせ型に、泥状の陶土を圧力をかけて流し込み生地を成形する方法です。陶土の水分が石膏型に吸われ程良く硬化したタイミングで型から生地をはずします。
    主に、変形物・両面にレリーフのあるもの・ローラーマシンで作れない規格のもの、の量産に適しています。
    石膏型の初期費用は必要ですが、型はローラーマシンと比べると安価にする事が可能です。

Decorating Method装飾方法

  • パット印刷 Pad Printing
    絵具を刷り込んだ凹版にシリコン製のパットを押し付けて絵柄を素焼き生地に写し取る下絵付けの方法です。シリコンパットはとても柔らかい為、器の曲面に沿った絵付けが出来ます。
    凹版の穴の深さを変えたり、版数を増やしたりする事でグラデーションをつける事が可能です。
    また、色数は3色まで1つの器に絵付けする事が出来ます。
    スピーディな絵付けが可能な為、量産に適しています。
  • スクリーン印刷 Screen Printing
    シルク版の絹目の間から絵具をヘラで擦る事で素焼き生地に絵柄を写し取る下絵付けの方法です。カップや蕎麦猪口等の回転体の器の外側の絵付けに適しています。
    版自体に柔軟性がある為、緩い曲面であれば絵付けする事が可能です。
    スピーディな絵付けが可能な為、量産に適しています。
  • 銅版紙 Copper decal
    銅の凹版にて和紙に絵柄を転写(エッチング)し、その和紙から素焼き生地に絵柄を写し取る下絵付けの方法です。
    1つ1つ手作業で絵付けを行う為、スクリーン印刷よりも絵柄の繋ぎ目を詰めて貼り合わせる事が出来ます。
    かすれや歪み、シワなども入りますが、それが銅版紙ならではの温もりのある風合いとなります。
  • 転写紙
    転写紙 Decal
    焼きあがった生地に、転写紙(シールのようなもの)を貼り、再度焼成し絵柄を焼き付ける上絵付けの方法です。
    多彩な色・柄で自由な表現が可能です。
    釉薬の上に絵具を焼き付ける方法と、釉薬の中に絵具を沈みこませる方法があり、求めるデザインとご予算に合わせてご提案いたします。
  • 施釉 Glazing
    器の表面に強度と光沢をもたせたり、色を付けたりする為に、ガラス質の成分を含んだ「釉薬」という液体を素焼き生地の表面に施し、1300℃で焼成、定着させます。
    この釉薬を施す工程を「施釉」といいます。釉薬の層を一定にする事は非常に難しく、高度な技術と経験が必要です。まさに、職人技といえる工程です。
    釉薬には、色合い・質感・表情が無限にあり、何度もテストを重ねる事でイメージに合う釉薬の開発が可能です。